Drupalにはマルチサイト(multi-site)という機能があります。マルチサイトとはその名のとおり、複数のサイトのことです。ご使用のウェブサーバにDrupalのパッケージを一つアップロードしておけば、複数のドメインからその一つのコードベースを共有できます。このマルチサイト機能を利用することで、複数サイトの管理が非常に楽になる場合があります。Drupalで複数のサイトを構築したいという方は、マルチサイト機能の利用を検討する価値がありそうです。
Drupalのマルチサイトのメリットや設定について日本語で紹介しているサイトがいくつかあるようで、CocoaSpaceであえて取り扱うかどうか迷いましたが、他サイトには書いていないことも若干付け加えることができれば良いかなと思い、投稿することにしました。他の日本語サイトで入手できる情報と重複してしまう部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。この記事ではDrupal 6.xについて書きますが、Drupal 5.xなどにも当てはまる部分が多いと思います(新規にDrupalをインストールするのにDrupal 5.xの使用はお奨めしませんが...)。このページではマルチサイトとはどんなものなのかを簡単にご紹介し、下位ページに設定法などを追記していきたいと思います。
マルチサイト機能を利用するメリット
メリットはズバリ、Drupalコアやモジュール、テーマなどのコードの更新が楽になることです。例えば、3つのサイトを構築するために別々のDrupalのコアパッケージを使用している場合、コアのアップデートの度に、3つのコアパッケージをアップデートしなければなりませんが、マルチサイトでコアパッケージを共有すれば一回のアップデートで済みます。同じようにモジュールやテーマのコードベースも複数のサイトで共有できるので、アップデートの手間が大幅に軽減されます。
逆にデメリットについてですが、特にないかと思います。CocoaSpaceが構築するようなシンプルなサイトでは困ったことはありません。
サイト構築の柔軟性を確保
各サイトに別々のバージョンのモジュールをインストールしたり、特定のサイトだけに特定のテーマをインストールすることもできますので、サイト構築の柔軟性が損なわれることもありません。この辺の方法についてもこのページの下位ページでご紹介したいと思います。
*当然のことですが、2つのサイトで異なるバージョンのDrupalコアパッケージを使用したい場合などは、マルチサイト機能は利用できません。
共有ウェブホスティングでも大丈夫!
マルチサイト機能を利用するには、ブラウザから別々のドメインにアクセスしてもすべて一つのコードベースに向けるように、サーバ側でエイリアス(alias)を設定しなければなりません。この辺は慣れてない方はちょっと面倒に思えたり、複数ユーザ共有のウェブホスティングでは設定不可能なのではないかなど、ちょっと後込みしそうになってしまいそうです。しかし、実際には専用サーバやVPSでなくても、或いはSSHを利用できないウェブホスティングであっても、複数ドメイン対応のプランであれば大抵のウェブホスティングでマルチサイト機能を利用できると思います。CocoaSpaceが運営しているCyberAmenityでご紹介させていただいている無料ウェブホスティングでも、複数ドメイン対応のプランであればマルチサイト機能を利用できます。
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